躁鬱による症状

容器に入っていた薬

躁鬱病の治療薬について

躁鬱病は、症状としてわけもなく感情が極端に働く病気です。理由もなく落ち込んでしまうことや、逆に明るく活動的になるため、社会生活を営む上で問題となります。鬱状態であれば、常に物事をマイナスの考えとして捉えてしまいます。自殺願望まで現れてしまうため、こうした鬱状態に入った場合ですとマイナスの考えを持たない様に心がけなければなりません。また、躁状態となると気分が昂ぶり、周囲の人に対してトラブルを起こしがちになってしまいます。ほかにも、お金を浪費するようになってしまうため、躁鬱病となると借金を多く作ってしまうこともあるため、まともな生活が送れなくなってしまうのです。こうした躁鬱病の治療では、主に投薬による治療が行われます。薬の作用により、気分を安定させ治療を行うことができるのです。躁鬱病は、感情のコントロールができなくなってしまう病であるため、こうした薬でコントロールする必要があります。自分自身では制御することが難しい感情も、適した薬剤の使用によって効果的な治療効果を受けることができるのです。

バルプロ酸ナトリウムについて

躁鬱病は、通常の鬱と同じように、気分が安定する寛解期から鬱の周期、また躁の周期を繰り返すものです。?型の症状は非常に極端であるため、傍目から見ても躁鬱病であることは理解することができます。しかし、?型はこうした症状がはっきりと見られないため、躁鬱病であるかどうかを判断することができないのです。?型に比べ?型の方が鬱に掛かる確立も高いため、症状が軽いからといって放っておくと、取り返しの付かない事態に陥ることもあります。きちんとした医療施設に通院し、投薬などの効果的な治療を受けましょう。

躁鬱病とは、気分障害の一つで、双極性障害とも呼ばれます。躁状態(軽い躁状態も含む)と鬱状態が出現します。遺伝的要因が大きく、日本人には躁鬱病の発症率が低いと言われています。 躁鬱病の薬物療法にはムードスタビライザーと呼ばれる気分安定薬を用いて、再発の防止に重点が置かれます。主な薬の種類には、リチウム、バルプロ酸、カルバマゼピンなどが挙げられます。 リチウムは1881年に抑うつ患者に投与し有効性を示したとの報告があり、古くから使用されています。抗躁や抗鬱効果などが期待できます。ただし、治療域と中毒域が近いため、治療薬物モニタリングが必要とされます。また、胎児の心臓奇形の恐れがあることから、妊婦への投与は禁止されています。

躁鬱病の薬のうち、バルプロ酸ナトリウムやカルバマゼピンなどはもともとてんかんの治療薬として開発されました。 バルプロ酸ナトリウムはGABAトランスアミナーゼを阻害し、抑制性シナプスの神経伝達物質であるGABA量を増加させることで効果を発揮させる働きがあります。抗躁効果が認められる一方で、一般的な副作用には疲労感や胃腸障害が挙げられます。保険適応が認められています。 ただし、過量投薬のリスクが高いので、治療薬物モニタリングが必要とされています。重篤な肝臓障害がある場合は、致死レベルで肝臓障害が悪化する恐れがあるため、使用は禁忌とされています。また、尿素サイクルに異常のみられる方も高アンモニア血症になる恐れがあるため、使用できません。