治療の為

薬を飲む女性

薬の服用には注意が必要です

躁鬱病の治療するためには、通常の鬱病に処方される気分安定剤の他に、抗精神薬も処方されます。鬱病の人が服用することにより、理由もなく落ち込む気分を安定させる効果が気分安定剤にはあります。それに対し、抗精神薬は躁鬱病の躁状態を抑制する作用を持っているのです。こうした躁鬱病の患者は、自分が躁鬱病であることがわかりにくいものです。躁状態となると、気分が高揚によって自分自身の状態を省みることができません。そのため、本来であれば躁鬱病であるところを鬱病と勘違いし、鬱に対する治療を受けてしまう場合もあるのです。鬱病に対する治療は躁鬱病では効果がありません。きちんと躁状態と鬱状態に対して効果のある薬を使わなければ、治療の効果が得られないのです。こうした躁鬱病に対して効果を与える薬は、脳内のシナプスに反応し、脳内のドーパミン量を適正の値にすることができます。躁鬱の症状は、脳内ドーパミン量が偏ってしまうために起こるものとされています。躁状態であれば、過剰なドーパミンが発生するため高揚し、逆に鬱状態となるとドーパミンが全く分泌されないため、気分の落ち込みが現れてしまうのです。

家族・友人・主治医への相談が重要です

躁鬱病を治療では、投薬によって脳のドーパミン量を適正にし、感情のコントロールを行わせることが狙いです。気分を落ち着かせることで、自分自身を冷静に客観視できる状態に持ち込め、感情コントロールが行いやすくなるのです。投薬による治療の他に、再発防止のために心理的な面からもケアを行うのが、この躁鬱病の治療には欠かせないことなのです。

躁鬱病の治療には薬物療法と精神療法とがあります。薬物療法は症状を改善するだけではなく再発を予防するということにおいてとても重要です。 躁鬱病の薬には抗精神薬と気分安定剤とがあります。これ等の薬は躁鬱病の治療だけでなく、再発予防に効果があることが証明されています。 躁鬱病は治療を怠ると再発率がとても高い病気です。症状が治まったからといって薬をやめてしまうとほとんどの人が再発してしまいます。 長期にわたって治療を続けることで症状を安定させ社会復帰することも可能です。 躁鬱病のうつ状態のときに抗鬱剤を服用していると、急に躁状態となる躁転が引き起こされることがあるので注意が必要です。特に三環系抗鬱剤では一年のうちに4回以上鬱と躁を繰り返す急速交代化を起こす危険性があります。

医師の診察時に躁鬱病と解らずに抗鬱剤が処方されることがあります。過去に躁状態になったことがあれば医師にきちんと伝えることが大切です。 しかし躁状態は患者さんにとっては調子がいいと感じ、病気という自覚がない場合がい多く見られます。家族や周囲の人たちにいつもとは違う異常に元気な状態が過去になかったか聞いてみると安心です。 躁鬱病では十分な休息を規則正しく取ることが症状を抑えること、再発予防に重要です。なかなか寝付けない、早朝に目が覚めるときなどには主治医に相談して睡眠薬を処方してもらいましょう。しかし依存することがあるので注意が必要です。やめるときも自分を判断でやめるのではなく主治医に相談してから止めるようにしましょう。